知識を実践して生活に活かす


色々な知識を身につけるのはいいことです。
しかし、自分が学んだ知識をどう活かして使うかが一番大事です。
学校では知識は教えてくれますが、実際の使い方は中々教えてくれません。


学んで得た知識は、日常生活の中でコツコツ実践したり挑戦してみることで、初めて使える知識として身につきます。
口先だけの知識で終わらせないためにも、何でも自分でやってみて実践できるようになることが大事です。
頭に入れた知識や情報は実践して使える知恵に変換しましょう。

周りをコントロールしようとしない


人間関係は、相手を何とかして自分の世界に取り込もうと思うことから問題が生じます。
向こうが嫌がっているのであれば何も押し付けることはありません。
それが相手を尊重して接することになり、相手との絆も深まるかもしれません。
どうしても嫌だったら自分から去っていけばいいのです。


それは「逃げ」ではなく、「自分はこうすれば一番幸せに生活できるのではないか」と、観点を変えて行動するということです。
相手や状況に拘らず、自分で幸せの方へ歩いていく考えを持っていればいいのです。
どんな時でも周りをコントロールしようとせず、自分に合った行動をしていけば道は開けてきて毎日幸せに暮らせます。

コツコツと積み重ねましょう


人は誰でもいくつも欠点を持っていてコンプレックスも悩みもあります。
自分には才能や感受性がないからと諦めるのではなく、心をきちんと持って肥料をやって育てていけば、どんどん成長していくものです。
生まれつきの才能はもちろんありましょうが、そういうものは放っておけばなくなります。
才能ある人でも心をかけて自分を一生懸命に磨きあげるからこそ、いい仕事を残すのです。


さして才能がないから自分はダメだと放り出すよりも、自分を大事にして心を持ち続けることが大切です。
本を書くにしても大変なことと思うかもしれませんが、人より少し早く起きて出かけるまでに2ページなり3ページ書き溜めていくだけでいいのです。
ただ毎日続けていると、ある日気が付くと何百ページになっているだけのことです。
毎日やることだけをきちんとやっていれば、自然と仕事は出来上がっていきます。


これは何でも同じで「~がない」と嘆いたり臆したりすることなく、毎日きちんと心に決めたことをじっくりとやり続ければ、成果は自然と付いてきます。
毎日の積み重ね、それをある期間継続することはとても大事です。
平凡が非凡に、それが積み重なると偉業になります。

お金の使い方でその人物の精神レベルが分かる


中国の「十八史略」という書物の中に、「富みては其の与うる所を視(み)る」とあります。
つまり、財を成した時、お金の使い方でその人物が分かるという訓(おし)えです。
ちなみに、一番いいお金の使い方は人材育成に財を投ずることだと書いてあります。


「人が富を持ったことを自慢してもすぐに褒めてはいけない。その富をどう使ったかを見極めるまでは褒めてはいけない。」と、文豪のトルストイもそう警告しています。
人間としての真価が問われるのはこの点に尽きるのではないでしょうか。
稼いだお金を自分のためだけに使うという考え方は人間を下品にするものです。

「思い」を持たなければ思い通りになる


人は自分の周りの状況や人間をいつも思い通りに変えようとして、それがうまくいかずに自分の思い通りにならないことで悩み、苦しんでいます。
人間関係の中で相手が何か自分の価値観では認められないことをしたとしても、この人をどうにかしようと思うのではなく、ただ丸ごとそれを認めると楽になります。
この人をどうにかしようと思うから苦しくなり、思い通りにならないのです。


そのつど、「ああ、そういう人なんだ」と思ってしまうと気になりません。
結局、自分の思いを振りまいて相手を変えようとしているうちは何も変わりません。
しかし、それを「受け入れられるような私」を作ってしまえば問題はどこにもなくなります。
人は変えられません。
自分の思い方、考え方を変えましょう。