苦しむ前に「欲七分」の生き方にシフトする


水をなみなみと注いだグラスを持たされたら、あなたは手ぶらのときのようにスイスイと歩けますか?
こぼしてはいけないと思う余り、とても自由に歩くことなどできません。
七分くらい水を注いだところで満足すればいいのに、「もっと入る。もっと入る。」と欲張ってコップいっぱいに水を入れるから、たかがコップの水一つに体と心の自由を奪われてしまうことになるのです。


こんな風に、人生には「もうちょっと」と欲張ってしまったばかりに、身動きが取れなくなることがよくあります。
あと少しと欲張ると人は不自由になります。
何事も七分くらいで満足しておくのがいいのです。
人は年齢と共に強欲になるものですが、六十歳を過ぎたら更に「欲六分」ぐらいに下げることがお勧めです。
食欲もそうですが、どんな欲も満腹状態は心身の毒にしかなりません。

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