成徳達材


徳を高め、大成させることを成徳(せいとく)といいます。
能力を練磨し、上達させることを達材(たつざい)といいます。
人は自分をつくるために学ぶのです。
そして、人生のどんな艱難辛苦に遭っても動じないように自分を修めていくのです。
自分をつくるのは利己のためではありません。
世のため、人のために自分を役立てるためです。

自分を役立てるためには自分の徳を大成し、自分の才能・能力を練磨し向上させていかなければなりません。


それが「学」の本質です。
成徳達材することによって、より良い運命を創っていくことです。
高村光太郎の詩の中に「持って生まれたものを深く探って強く引き出す人になるんだ。天から受けたものを天に報いる人になるんだ。それが自然とこの世の役に立つ。」という言葉があります。
成徳達材に気付いた詩人がそれを若い世代に伝えようとした詩でしょう。

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