健康は幸福の基礎


福岡藩の儒学者、貝原益軒の「養生訓」に次の言葉があります。
「命短ければ、天下四海の富を得ても益なし。財(たから)の山を前に積んでも用なし。然れば、道にしたがい身をたもちて、長命なるほど大なる福(さいわい)なし。故に寿(いのちなが)きは、尚書(書経)に、五福の第一とす。これ万福の基本なり。」
「わかき時より、はやく此術(養生)を学ぶべし。身を慎み生を養うは、これ人間第一の重くすべき事の至りなり。」


また、インドの伝統的医学アーユルヴェーダに次の言葉があります。
「御者が自分の馬車の世話をするように、人は自分の家族の世話をする。それと同様に、誰しも自分自身の本当の家、すなわち自らの身体に最大の注意を払うべきである。」


そしてまた、アメリカ合衆国独立宣言の起草者で第三代大統領でもあったトーマス・ジェファーソンにも次のような言葉があります。
「あなたが才能に恵まれ、そのうえ非常な努力家だとしたら、目標とすることは何であれ、おそらく達成できるだろう。しかし、そのために健康をなくしては、そこに幸福はない。したがって、仕事や学問その他のどんなことにもまさって、健康を維持するための行為に当てる時間をまず確保しなければならない。」


具体的には、出来るだけ早い時期から努めて食を節し、身体は最後までよく動かすこと。
これが最終的に幸福な人生のための秘訣だということに他なりません。

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