ただ受け入れる


ただそうであるだけの個人自我を、ただそのまま無条件に受け入れてください。
「悲しい」、「辛い」、それはデータがあるだけです。
どちらもデータに反応する個人自我を見たかっただけです。
それを無条件に受け入れないから終わらないのです。
この受け入れが充分になされることが大切です。
理想を捨ててみましょう。


人格だけでなく、今の状態や状況にも「特定の価値観」を持たないことです。
人格や現状は有限のものとして捉え、単なる瞬間瞬間の体験なのだと認識しましょう。
人は特定の価値観に縛られれば縛られるほど、苦しみ、葛藤が多くなります。
心理的な痛みは完全に受け入れることによってのみ終結します。
日々毎瞬、特定の理想を持たないことによって、その瞬間における宇宙が示す「特定の理想」を知ることができます。


それなのに私たちの「頭」が、過去の特定の理想を(つまり古い観念を)「今、ここ」に持ち運ぶことで、あなたは「今」の理想を逃しているのです。
「かくあるべし」、「こうあるべき」、それらは「たわごと」なのです。
実は宇宙には正しさも理想もありません。
ただ受け入れればいいのです。

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