「一時語」と「永久語」


自分が何か失敗した時、「いやー、まずかったな、失敗しちゃった。」、さらに「私はダメな人間だな。」と言ったとしましょう。
さて、この言い方は大事なことを学ぶチャンスになります。
前半の言い方(これは一時語と考えます)はこれで結構ですが、後半の言い方(こちらは永久語と考えます)は絶対にやめなければいけません。
つまり、前半の言い方に続く後半の言い方が自分の人生を不幸にする方程式だということです。


すなわち、失敗をした時には「何々で失敗をした」、「誰々に迷惑を掛けた」ということでいいのです。
誰にでも起こりうる失敗ごとから、普遍化して自分の性格まで規定してしまうことはないのです。

「いつも」、「一年中」などは悪いことが起きてしまった時に、決して言ってはならない「永久語」なのです。
これとは反対に、自分が関わってやったことでうまくいった時は、「いやー、良かった、良かった、嬉しい。」、さらに「私は価値のある人間だな。」と考えましょう。


自分が関わった良い結果には、「永久語」で自分に言い聞かせることが大事なのです。
これが自分の人生を幸福にする方程式なのです。
起きた事実を率直に受け止めて考えたり言葉にすることが「一時語」です。
起きた事実の結果を見て使い分けるのが「永久語」ということです。

人は自分の頭で考えたり、言葉に出して言うことに引き付けられるものです。


だから、悪いことや嫌なことに引き回されることを避けるためにも些細なことですが、言葉を使い分けることで幸せになるキッカケを掴んでみましょう。
言葉には偉大な力があります。

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