良いことはする、悪いことはしない


「小悪を軽んじて、以って殃(わざわい)なしとするなかれ、小善を軽んじて、以って福なしとするなかれ」。
これは法句経にある言葉です。
私たちは因果の世界に住んでいます。
「因果は昧(くら)まさず」といって因果の法則は隠すことはできず、そこから逃れることはできません。
「少しくらいの悪いことをしても大したことはないだろう」、「悪い結果にはならないだろう」と思いがちです。


しかし、そんなことはありません。
必ずその結果は現れます。
逆に少しくらいの善意、好意はあまり意味がないだろうと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
少しの良いことも必ず良い結果を生むと法句経のこの言葉は述べています。
「こんなちょっとでは・・・」というようなことでも、良いことなら他人にしてあげ、「このくらいなら・・・」などと思わずに悪いこと、無慈悲なことはしないという気持ちが大事です。

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