ただ預かっているだけ


この世では人は何も実際には持つことができません。
ただ、何かを「預かる」ことが許されているだけです。
伴侶を預かる、自分の子供を預かる、土地を預かる、家を預かる、仕事を預かる、地位を預かる、自動車を預かる、服を預かる・・・、自分の肉体も預かっています。
すべて自分の持ち物ではなくて、大いなる存在から預かっていると考えると、自分の視点や執着具合が変わります。

預かっているのだから、一,愛情をかけて大切にする。
二,それがいつか離れることも受け入れる。
三,いつか、誰か、大いなる存在にお返しをする。


ところで、この世の全ての苦しみの原因は何かに執着することから始まります。
逆に言うと人は執着しなければ、この世は天国にも成り得ます。
自分の生活の中で変に執着をしないように生きてみましょう。
ただ、執着しない=努力しないことではありません。
本当に執着しなければ今よりも自然にもっと努力できるのが本当です。
執着しない=明るく思いっきり努力して生きることです。
まずは今の自分が何に執着しているのかを観察してみましょう。

×

非ログインユーザーとして返信する