人として生まれた幸せを思う


私たちはともすれば人生の苦しみのみに目が奪われやすいものです。
また、人生の不公平を恨む気持ちに囚われやすいものです。
中国臨済宗の開祖、臨済禅師は「見ることができる目を持ち、聞くことができる耳を持ち、動かすことができる手足を持っているのに、それ以上何が不服か」と云われています。
五体が満足なだけでも大変な幸せです。


自分の持っている悪い点のみを見つめることをやめましょう。
自分の恵まれた点を列記して感謝しましょう。
その第一は人として生まれてくることができたことではないですか。
これ以上の幸福はありません。
これに比べれば財産、地位、美醜などは、ほんの少しの付け加わりに過ぎないのです。
このように考えて自分の今ある状態に感謝しましょう。

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