悩みは「裁き」から生まれる


苦しみが生じるのは必ずそこに「頭による裁き」が入ってくる時です。
どちらかを「マズイ」状態だと信じているからです。
だから、自分を裁くか、相手を裁いて苦しむのです。
そこには必ず一方的な物差しがあります。
例えば、明るい性格を良いものとし、暗い性格を悪いとする判断は他人から教わったものです。
これはかなり暴力的な裁きです。
明るい、暗いと比較すること自体が悪いのではなく、比較して「裁く」ことが苦しみになるのだと言っているのです。


暗さ自体は悪いことでも何でもないので、その感覚を受け入れていれば自然に抜けていきます。
それにも関わらず暗さを悪者にして否定するため、エネルギーがストップされて循環しなくなるのです。
その人が暗く見えるのは暗い性格だからではなく、感情エネルギーが回っていないだけのことなのです。
まして、暗い性格だけしか持ってない人など、どこにもいません。
他者との比較ではなく、自分の中だけの「比較による裁き」もあります。


「過去と今を比較し、どちらかを裁く。未来と今を比較し、どちらかを裁く。」という自分自身の比較による裁きです。
「昔は良かったのに今の自分が置かれている環境はダメだ。」、「いつか必ず未来はこうあって欲しい。でも今の状態は最悪だ。」という裁き。

裁いたものはもっと強くなっていくだけです。
なぜなら、裁くということは否定することになるからです。
「NO !」ということですから、その状態のエネルギーに「ストップ」が掛かるということなのです。


宇宙(現実)の循環に「ストップ」が掛かるということなのです。
どんな状態も状況も、ただ素直にあるがままで感じて受け入れていくと循環して流れていきます。
裁いてストップを掛けるためにその状態が止まるのです。
現実も状況も全ては単なるエネルギーです。

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