全ては心の持ち方ひとつ


人生は哀しいこと、辛いこと、苦しいこと、嫌なことで溢れています。
生きていくためには、まず食べなければなりません。
食べるためには当然働いて、何がしかの収入を得なければなりません。
そうすると、一日中職場に拘束されて自由を奪われます。
仕事ですから、わがままは許されません。
どんな嫌いな人とも付き合っていかなければならず、理不尽なことでも会社の命令ともなれば遂行しなければなりません。


時には上司やお客さんから怒鳴られ、部下からバカにされることもあるでしょう。
そうやって必死になって働いて、たくさんのお金が手に入れば、それはそれで我慢のしようがありますが、現実にはわずかばかりの収入しか得ることができない場合がほとんどです。

「そんなにサラリーマンが大変なら、脱サラして商売でも始めたらいいじゃないか。もしかしたら大儲けできるかもしれない・・・。」と誰かが言うかもしれません。


確かにそれは一理ありますが、自由業は自由業の悲哀、難しさがまたあります。
私たちは生きていく上で、さらに色々なことで悩まされ続けます。
「リストラされたらどうしよう・・・。」
「事故や事件に巻き込まれはしないだろうか・・・。」
「病気になりはしないだろうか・・・。」
「仲間外れにされたらどうしよう・・・。」


これらはほんの一部ですが、私たちは1年365日、こうした悩み、不安に苛まれながら生きています。
しかし、嘆いてはいけません。
私たち日本人はそれでもまだまだ幸せな方なのです。
少なくとも衣食住だけは完璧に満たされているからです。
日本人のほとんどの人は家に水道があり、お風呂もあり、三度の食事にもありつけます。


上を見ればキリがありませんが、足るを知ることによって人生はそれなりに充実してくるものです。
人生には悪い面があれば良い面も必ず存在します。
ただ、私たちは悪い面ばかりに目がいって、良い面を忘れているだけなのです。
この世を苦界とするのも天国とするのも全ては自分の考え方次第です。

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