「思い込み」から離れる・・・既に十分


人は皆「幸せになりたい」と思って生きています。
ところが、そのためにやっていることの多くが、実は間違った「思い込み」に根差しています。
「どうすれば幸せになれるか」という手段も実はそれ以前に、「幸せになりたい」という思いそのものも「思い込み」なのです。
なぜなら、私たちはありのままの自分でもう既に幸せなのですから。


自分を取り巻く状況がどうであれ今の自分をどう感じていようと、私たちの真我は「幸せ」という質で出来ています。
そのことを発見することが本当の幸せへの道です。
ところが、私たちは「自分はこのままでは十分ではない」、「もっと素晴らしい自分にならなければ幸せになれない」と信じています。
「自分には何かが足りない」、「何かが欠けている」と思っているのです。


そして、幸せになるためにあれやこれやと探し始めます。
これこそが「思い込み」の最たるものです。
「汝自身を知れ」というのは古代ギリシャの格言ですが、まさに「自分自身が何者なのか」を見抜くことが魂の旅のゴールです。
そのゴールは「いつかどこか」にではなく「今、ここ」にあります。
既に私たちはゴールに辿り着いているのです。
悟りとは、そして幸せとは、「既に自分がゴールにいること」を再確認することに過ぎません。

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