人間性を練り、自らの人格を高め、深めていくために学ぶ


人はどんな環境にいても、その環境を生かして幸福のメロディを奏でることが、この世に生を受けた者に課せられた使命です。
明末の儒者、呂新吾(りょしんご)にこういう言葉があります。
「学問の要訣はただ八箇の字にあり。徳性を涵養し、気質を変化す。」
人が学ぶのは思いやりや誠実、勤勉、忍耐の心といった徳性というものを養い育て、悪い気質を良い気質に改めていくためだというのです。
私たちは人間性を練り、自らの人格を高めて深めていくために学ぶのです。


呂新吾はさらに云います。
「我を亡ぼす者は我なり。人、自ら亡ぼさずんば、誰か能(よ)く之を亡ぼさん。」
どういう人生を送るか。
全ては自分にあります。
そして、自分の在り方は幼児を含め、自分を取り巻くあらゆるものに良くも悪くも影響していきます。
そのことを全ての大人は忘れてはなりません。

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