ないものは知恵で補う


足腰の衰えという老化を、すぐさま目の前に立ちはだかる巨大な壁のように捉えてしまえば、その先には一歩も進めなくなります。
ほんの少し視野を広げてみれば、その壁が思っていたほど高くはないことも、壁の周囲には何本の脇道が通っていることも見えてきます。
もっと頭を柔らかくして受け止めてみましょう。


老人は身体の機能は衰えてきますが、知恵は若い時よりも豊かです。
知恵はしまっておかずに大いに使うべきです。
老化という重荷を負って岐路に立つたびに、いくつもの選択肢がパッと頭に浮かんでくるようでありたいものです。
そして、本当に困った時は遠慮しないで他人に頼りましょう。
実は「老化」という思い込みも多分にありますから、歳のことはあまり意識しないで暮らすことが肝要です。

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